June 17, 2009
Candy Interview









−お店のコンセプトを教えてください
現状のファッションに対しての不満だったり反発心をCandyというお店を使って表現しています。
−ファッションに対する不満とは
今の東京ストリートカルチャーが面白くなかったり俗に言うSPAファッションだったりとかが氾濫している現状ですね。例えばTarzanKickとかそういうブランドを扱うお店が単純に少ないじゃないですか。昔は色々あったんですよね。Aさんとか、そういうお店があったんですけど無くなってしまって。そういうお店が無いので新しいデザイナーが出てくる機会が無くなって来ていると思うんですよ。若い子を育てたいという思いもありますし、昔あったそういうお店は必要だと思うので、そういうお店に自分達がなりたいっていうのはありますね。
−メインに扱っているのは古着なんですよね
今はそうなんですが・・・。最初もともと古着屋から始まったのでそこから徐々に(ブランドを)増やしていってリニューアルの時に結構増やして、次の秋冬からは本格的に増えます。セレクト重視で古着はピンポイントという形で少なくはなりますね。
−セレクトが増えるのはなぜですか
単純に自分達もそういったものが好きなのでそのほうがやりやすいというのもありますし自然の流れかな、と。でも古着も残しつつ。古着は古着で面白さがあるし、変にセレクトとか古着とかでカテゴリーを分けてなくて、一つのアイテム、作品として見れるようになったので、だから古着も残っていてもいいのかなーって思いますね。
−秋冬のテーマについて教えてください
テーマとかそういったものは決めてないですね。自分達が良いと思ったものを単純にセレクトしたという感じです。インポートもありますし、国内のデザイナーさんだったりアーティストさんだったりそういうのもやっているので。まだ日本に入ってきてないブランドだったり日本で知られてないものを紹介したいという気持ちはありますね。
−意識的にそういったブランドをセレクトしてるんですか
そうですね。以前は自分でネットで調べて欲しいブランド探したりとかという人も多かったんですがそういう人も最近は少ないので。良い意味でモチベーションをあげさせたい、伝統じゃないですけど、良い意味でそういうのを年下に伝えてあげたいですね。
−扱ってるデザイナーさんからのお店への反応はどうですか
若手のアーティストさんだったりデザイナーさんを受け入れてくれるお店はあまり多くはないのでそういう意味で向こうも応援してくれるというかそういうのは感じますね。
−ターゲットについて教えてください
ターゲットは特に決めてなくて誰でもという感じなんですが、さっきも言った様に若い子に伝えていきたいという意味では若い子にもお店に来てほしいという気持ちはありますね。
−逆にどういう人がこの店を好んでくれると思いますか
お洒落を好きな人だったりとか、面白いものを求めている人、そういう人が多いと思います。2丁目でお洒落な人だけが来てほしいとか、この世代の人に来て欲しいとかそういうのは全然無いですね。
−ここに来ることで何か変わってくれることを望んでいるのですか
変わってくれたら自分たちも嬉しいですね。例えば見た目で「着なさそうだな」と思う人が買ってくれて、だんだんお店に来るようになってくれて、お洋服を試着しているときとかに自分なりにコーディネートが浮かんでテンション上がってくれたら凄く嬉しいですね。
−新宿2丁目という場所ですがどうやってここまで来させるのかというのは考えていますか
自分達だけの感性でやっているのでそれに共感を得てもらって、興味をもってくれた人が来てくれれば良いかなと思いますね。周りに他にお店が無い分良い意味で隔離されているので、邪魔されないというかイメージも壊れないので。
−意外と普通のお客さんも多いですね
そうですね、幅広いですよ。意外とこういうテイストにみんな興味は無いことはないのかなって。ファストファッションに飽きてる部分もあるのかなって感じます。普通の人も来ますし、すぐ出る人もいるんですよ。だから何かしら気になって来ているということじゃないですか、だからそれもいいし。来て何も感じないことは無いと思うんですよね。普通に否定していっても良いし。考えた上の結果じゃないですか。共感を持ってくれる人とか興味を持ってくれる人が来てくれればいいと思いますし。単純に言えば小学生とかが来てくれてもいいしおばあちゃんが来てくれてもいいし。
−ファストファッションが流行している現状に対してどうお考えですか
お客さんが求めてるものに対していち早く生産するみたいなやり方じゃないですか。それ逆じゃないのかなって気がします。普通はお店側が発信してそれに対してお客さんが欲求を満たして。僕らが学生のときってそうだったから、「あの服やばい」とか思ってお店に行こうって感じだったから。今の人達ってそういう感覚はあまり無くて、なにかのついでに買い物に行って。洋服を買うことに対しての目的意識が違うのかなって、モチベーションも低いし。寂しいですね。テンションが低いから。今までは地域ごとに盛り上がっていたと思うんですけどあまりそういうの関係ないのかなって。今はお店だったり、個人単位でも発信していかなければいけないのかなって。だから実際新宿2丁目で他にまわりお店無いけどお客さんは来てくれるし、地域は関係無いのかなって。高円寺だけは地域が一体となってやっているからあそこだけは違うのかなって思うんですけど。
−高円寺が気になっているということですか
気にはなっていますね。街としてはまだあまり開拓したことがないので。ただお店ののりとしてはうちとはまた全然違った提案の仕方だと思うのであまり気にはならないです。
−東京のファッションシーンについてどう思いますか
(ここ数年で)変わったと思いますよ。最近スナップサイトみたいの増えたじゃないですか。それの影響が少なからずあるのかなと思います。昔は雑誌に載るというのがステータスと感じる人が多かったと思うんですよ。そうやってモチベーションあげる人も多かったと思うんですけど今はそれが簡単になっちゃったし、自分でサイトも開いてスナップサイトも作れる時代じゃないですか。クラブイベントもそうですけど自分でやって自分で出来ちゃうみたいなそういうのが逆にハードルが下がったというか。何でも出来る良い環境になりすぎてしまったというか。
Candy - http://candynippon.blogspot.com/
続く
interview,text/Masaki Takida photo/Takahito Sasaki
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